「田舎暮らしはお金がかからない」と思っていませんか?

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今回は、田舎暮らしのマジックワード「田舎暮らしはお金がかからない」に一言物申したいと思います。

「田舎暮らしはお金かからないですよー」

よくこんな言葉で田舎暮らしをすすめている人を見かけませんか?
でも実際に暮らしてみてどうでしょう。
本当にお金はかからないんでしょうか。

これ、その人の暮らし方によってだいぶ「差」があります。

田舎で安いのはこの3つ

■家賃
■水道
■野菜

はい、これはもう申し分がないほど安いです。
特に家賃は、「田舎暮らしはお金がかからない」とみんなが口をそろえて言う最大の理由でしょう。
ここら辺でいえば、一軒家の相場は2~4万円です。
都会で一軒家借りようと思ったら10万切ることなんてまずありえません。
そんなんあったら、それこそ事故物件ではないかとまず疑いますよね。(笑)

水道代はもしかしたら地域によって違うかもしれませんが、この辺りは水も豊富なので毎月基本料+数百円くらいなものです。
場所によっては山水をひいているのでゼロ円です。

野菜は、都会と同じ価格で3~4倍は買えると思います。
しかも新鮮採れたて!野菜好きならたまらない環境です。

じゃあこれらが安ければ生活費は安くおさえられるのか?

あなたは田舎でどんな暮らし方がしたいですか?

当たり前の話なんですけど、毎月の支出がどの程度になるかはその人の暮らし方に大きく左右されます。

わかりますか?
あなたが田舎でどういう暮らし方をしたいかによって、お金がかかるかかからないかは決まるということです。

持論ですが、都会での暮らし方は言ってもそんなに変わらない。
レベルの違いなだけです。
高級マンションのペントハウスに住んでいるか、2階建て木造アパートの狭い一室に住んでいるか、みたいな違いなだけです。
暮らし方自体にはあまり差がない。縦軸しかないイメージでしょうか。

でも田舎での暮らし方は多様です。

田舎には暮らしてるけど、家は快適じゃないとやだし、食材は全てスーパーで購入して、家を直すのも工務店に依頼して、オール電化で、飲んだら移動はタクシーで、というまさに都会的な暮らし、要するにお金でなんでも解決する暮らしをしていたら、お金、かからないわけないですよね。

田舎での暮らし方は多様です

でも、田舎では「お金をかけない暮らし」の選択肢もあります。

都会で畑をやりたいと思ったら、区民農園に応募して抽選、ものすごい人気なのでなかなか当たらない。
当たっても借りられるのは3年が最長。
でも田舎では、畑にできる土地はありあまっているのでいくらでも畑をやることができる。
自分で野菜を作って、鶏を飼って、なるべく自給自足をするという暮らしもできます。

電気やガスを使わない生活をしたい、という望みを叶えることも可能です。
ちゃんと自分で薪を確保できれば、薪ストーブ、薪風呂、薪で調理、なんてこともできます。都会でそんなことしようとしたら大変です。
まあ、まずマンションでは無理ですし、一軒家だとしても住宅が密集している都会でこれだけ薪使ったらご近所さんの苦情が恐ろしい。(笑)
それだけの薪を確保するのも至難の業ですし逆にめっちゃお金がかかります。
でも田舎では、見渡す限り山です。(笑)
山に行って自分で薪を確保できる技術があれば、後は交渉次第で安く、もしくは無料で薪を確保することも夢ではありません。

家賃が安いと書きましたが、それも実は単純に安いとはいえないところもあります。
なぜなら田舎の家は、不具合は自分で直すのが一般的だからです。
そりゃそうですよね。家賃2万円くらいで「ここ調子悪いんで直してください」なんて言われたら、ちゃぶ台ひっくり返しますよ。(笑)

そうすると、家にどの程度の快適性を求めるか、その修繕、改築を業者に依頼するのか、自分でやるのかによって、家にかかるお金も相当変わってきます。

例えば一つ例をあげると、田舎の家は基本的にドッポンです。
私の家は2階建てなんですが、2階のトイレもドッポンでした。これ、結構迫力ありますよ。(笑)
いやなら簡易水洗にするしかない。業者に頼めばそれなりにお金はかかります。

でも家の修繕も改築も自分でやりたい!と思えば、田舎には師匠となってくれる人がたくさんいます。
なるべくお金をかけずに自分でやればそれだけお金はかからないのです。

自分にとってちょうどよい暮らしをつくる

都会から田舎へ移住して、都会的な快適な暮らしをすぐに手に入れようと思ったらそれなりの初期投資が必要だと思った方がいいです。
都会では必要のなかったものがいろいろ必要になります。

でもそれだって、あなたが周りの人たちとちゃんとコミュニケーションが取れてそこで信頼を得られれば、買わなくても結構いろんなものを頂くチャンスもあります。
田舎では都会と違って置いとく場所もたくさんあるので、今は使っていないいろんな物がまだ家にある、という方が結構いるんですよねえ。(処分するとお金もかかりますしね)
車をもらったという話も結構聞きます。(笑)

とにかく、田舎暮らしはいろんな選択肢で成り立っているんですね。
その中で何を選んでいくのか。

「田舎暮らしはお金がかからない」かどうかはその選択で決まっていくのです。

ただ単純に田舎暮らしを始めたから「お金がかからない」わけではないことを理解して移住することをおすすめしますよ。

でも、自分の暮らしを自分の意思で好きに決められるって、ものすごく魅力的だと思いませんか?
私はもともとがヘタレで何もできないし、こだわりも強いときてるので(苦笑)、無理せず少しずつ自分でできることを増やしていこうと思っています。
それも田舎暮らしの醍醐味です!

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