毎年開催される炭焼き体験、炭窯が身近にある暮らし

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私の家の近所にはとても立派な炭窯があって、毎年2月になると小学生が炭焼き体験をしにやってきます。

私も毎年お手伝いに行っているんですが、炭焼きは何度見ても感動します。

炭って、それだけ単体で売られているのを見ても、今までそれほど感動しなかった。
でも炭焼きの時間は、何か神事のようなおごそかな感じがするんです。

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炭窯の中に竹を敷いて、その上にぎっしりと隙間がないように原木をつめていく。
原木の太さや長さなどを考慮しながらつめていくのには経験が必要。
同じ窯の中でも場所によって微妙に温度が変わるからです。

そして原木をつめおわったら、石を積んで入口をふさぐ。
私はこの瞬間がとても好き。

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木も、石も、自然のものだから、同じ形のものはひとつもない。
原木をつめるときも、石を積むときも、その形状を選びながらの作業。
入口はレンガなんかを積めば、毎回石を選びながら積んでいくより効率的だと思うけど、この石積みの美しさに毎回魅了される。

そしてさらに赤土をつめながら、木でふたをしていく。

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そして、焚口に火を入れる。
まっすぐと立ち上る炎が美しく、つい見入ってしまう。
熱風は窯の中に吸い込まれ、煙突から白い煙が立ち上る。

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煙の勢い、そして色を見ながら3~4日、3時間ごとに様子を見ながら、炭化させていく。
夜中も様子を見に行かなければならないので大変な作業です。
煙が青く透明になったら、全ての穴をふさぎ密閉状態にして消火する。

むかしは、山にこもって木を切り、そこで炭を焼き、木がなくなってきたら別の山に移動してまた木を切って炭を焼く、ということを繰り返してしばらく帰ってこなかった、と以前聞いたことがあります。

暮らしの中に、炭が欠かせなかった時代。

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でもここで暮らすようになって、私も以前より少し、炭が身近になっている。
夏は友人たちとBBQもするから、炭の火のつけ方なんかも研究したり、湿気取りにも使ったり。

全てを炭や薪でまかなう暮らしはハードルが高いけど、暮らしの中に少しずつ取り入れておくと防災の観点からも安心だなあと思う今日この頃。

電気やガスが止まってしまっても、炭や薪があれば暖もとれるし料理もできる。
我が家には薪はないけど、ここで焼いた炭があるのでちょっとだけ安心です。(笑)

本日の四方山商店イチオシ

私もBBQ台は持っているんですが、友人宅で使っていたこの卓上のものが欲しくなってます。
田舎では割と普通に家でBBQとかするので、そうするとテーブルの上に置いて使えるタイプの方が便利なんですよね。
「焼く」と「食べる」と「おしゃべり」が全部テーブルを囲んでできるというのがいいんです。

 

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