私は高知に移住するまで「餅まき」を体験したことはありませんでした。
でも地方では、お祭り、イベントなどでは必ず「餅まき」があります。
この「餅まき」が、とにかく、激しい!
餅まきが始まる頃になると、片手に袋を持った参加者がどこからともなく集まってきます。

袋を持たずに待っている私のような者がいると、近くにいる知人が「袋はないの!?」と心配して聞いてくれます。そして、余分に持っている場合には袋を分けてもらえたりします。(笑)
しかし餅まきは、ふらっとやってきた初心者が簡単に袋をいっぱいにできるようなものではないのです!
餅まきは戦いです。
百戦錬磨な餅とり名人たちの前で、私のような初心者はただただ悲鳴をあげて終わる、わけです。(笑)
飛んでくる餅に気をつけろ!

大きなイベントほど危険度は増します。
餅をまいている人が「遠くにいる人にも餅を届けたい!」という熱い想いで、ものすごい剛速球で餅を投げるからです。(笑)
「後ろの方にいるから安心♬」なんて思っていてはいけません。
愛のこもった、ずっしりと重い丸餅が剛速球で飛んできて顔面にぶちあたります。
この時ばかりは、のっぺりした顔で有名な私も劇画調になっています。
「どわっ!!!」
もはや恐怖で、飛んでくる餅を注視することができない!
ドッヂボール以上の恐怖です。
私にぶちあたって落ちた餅はすごいスピードで周りの人たちが取り去ります。
完全に、「当たり損」です。
餅まきで勝つためには、動体視力を鍛える必要がありそうです。
ちなみにメガネをしたままの参戦は非常に危険ですので、メガネは事前に外しましょう!
餅が当たってメガネが壊れるなんてこともありますよ、まじで。
餅まきには、体幹を鍛えて臨め!

餅まきというのは、どんな人をも高揚させる恐ろしいものです。
高齢者も、病人も、餅まきを前にすると、「まさか」という力を発揮します。
高齢者にこんな力があったのか!というモーレツなタックルをくらいます。
足元に落ちた餅も、ふいをつかれたタックルでふらつく間に早技で奪われます。
友人は「着物を着たご婦人がスライディングしているのを目撃した」と語っておりました。
冷静に考えれば「餅よりも着物だろう・・」と思うわけですが、それが餅まきの恐ろしさなのです。
餅まきにはフィジカルの強さが不可欠です。
しかしもはや「餅がほしい」わけではなく、本能ですね。
理由なんてないんです、ただ獲物が目の前を飛んでくるから取る!
そのためには「私は、餅を取る!」という強い信念が欠かせません。
迷っていたら、手ぶらで帰ることになりますよ。(キッパリ)
全国から餅まきの熱さが報告されています
▼どうやったらこんなに取れるんだ。(笑)
母と弟の餅への執念が恐ろしい…(餅まきにて)おかげさまで、あたしはそんなに餅が好きではない。 pic.twitter.com/WYyt6E5xOd
— まひろ (@mmmma_na02) 2016年11月20日
▼やはり痛みも忘れる高揚感。
地元の祭りの餅まきに参加した成果。餅や菓子を拾っている間は捻挫中の事はすっかり忘れていました。 pic.twitter.com/t2WQUPEfXi
— ohitori (@ohitorisyuhu) 2016年11月20日
▼素朴な疑問です。(笑)
なぜ餅まきになるとお年寄りは元気になるの…
— さとみ🍉 (@warawara727) 2016年11月20日
▼初めてのときはホントそう思いますよね。(笑)
生まれて初めて餅まきに参加した。
なんと恐ろしいイベントだろう
空飛ぶ餅は地味に痛い— あーく (@quilla1050) 2016年11月20日
▼確かに餅まきの瞬間に似てる・・!(笑)
猫たちの為に「ソーセージまき」が始まりました。
青島の猫たちの娯楽の一つです。
人間社会の村の餅まきに似ています。
どのネコも真剣な顔つきです。 pic.twitter.com/LbEVkemuHl— 猫の島 青島 (@aoshima_cat) 2016年11月20日
守りたい「餅まき」の文化
ぶっちゃけ、都会だったら即効「危険なので中止」、もしくは「お菓子など軽いものに代える」などになるであろう餅まき。でもなんでもかんでも「危険だから中止」となってはおもしろくない。
これからも続いてほしいと切に思います!
この、「がっつり本気の丸餅」で!
次回はヘルメットかぶって参戦しようかな。(笑)
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