地区の総会で、自分たちの暮らす地区のことを知る

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私の住む地区では年末になると総会が行われ、その地区に暮らす住民が参加します。
私も昨年に引き続き、今年も参加してきました。

「総会」。
東京で暮らしていたときは「総会」なんて出席したことありませんでした。
でも田舎暮らしを始めるといろいろな団体があり、所属している団体の「総会」に出席をする、なんて機会も結構あります。

そして地区でも、「総会」があるんですね。

この「総会」、人によってはそんなものに出席するのは面倒だと思うかもしれないですが、自分の暮らす地区が今どういう状況なのかを知ることができるとてもよい機会なんです。

地区のことを知る

総会3

地区の総会に出席される方は、ずっとそこに暮らしている地元の方たちがほとんどなので、私のような新参者は話を聞いていてもわからないことが多かったりします。

たとえば「班」、回覧板を回したりするような区分けなんですが、これは昔ながらの字(あざ)で分けられていて住所とは異なる字名で呼ばれるので、まずそれがわからなかったりします。
私も自分が属している「班」の名前、要するに「字名」なんですが、よくわかっていませんでした。

その他にも、地区にはいろんな委員会があったりして、それもいったい何をするものなのか、など、話は「わかっている」前提で進むので最初はなかなか理解するのは大変です。

でも知らないままでいれば、自分の暮らす地区を誰がどんなふうに管理してくれているのかもわからないままです。
これは防災の観点からもとても大切な情報です。

地区の将来を考える

総会1

今回すごく驚いたことがありました。
私の住む地区に「事業収入」があったんです。

「事業収入ってなんだろう?」と思ったら、なんと数年前に公民館の上に太陽光発電のパネルを設置し、その電気を売って事業収入を得ていたんですね。

これからどんどん人口も少なくなり高齢化も高まる中で、どうやって地区を維持していくのか、その1歩が太陽光発電のパネルを設置して事業収入を得ることだった。
単純に「すごい」と思いました。

現在、私の地区では年に2回「区費」が徴収されます。
これは地区を維持していくためのお金として使われるのですが、年金暮らしをしているお年寄りにとっては、その「区費」もだんだん負担になってくる。
そんな時にも、おお!この事業収入が生きてくるわけですね。

そういう「選択肢」が増えるということはとても大きいことだと思いました。

自分たちの地区のことは自分たちで考える

総会2

都会では、自分たちが暮らす地区のことを自分ごとに考える機会ってあんまりありません。
ほとんどの人が住まいを点々と変えていくので、今住んでいる地域のことにそんなに感心を持たないんですよね。

けれど田舎暮らしでは「いつのまにか全てが状況に合わせて整えられている」という都会暮らしと同じではないのです。

人口、世帯数、平均年齢、多い職種、地区によって事情はそれぞれ違います。
今の地区の現状をそこに暮らす人たちで共有しながら、ゆるやかに仕組みを変えていく。

そして、そんなことをみんなで話せる場が地区の総会なのです。

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