私の移住した嶺北は清流の宝庫。
でも引っ越してきたとき、町には全く鮎の気配がなかった。
水はきれいだけど鮎はいないの?
「清流があって鮎がいる」=「鮎の塩焼きが売っている」という短絡的な連想ゲーム。
でも、どうも町中には鮎の塩焼きの気配がない。
しばらくして地元の人たちと仲良くなると、夏になれば、鮎のしゃくり漁、友釣りなどに夢中になっている人たちのなんと多いことか!ということがわかる。(笑)
うん、どうやら鮎はいるようだ!
鮎は特別じゃなくて日常のおかずだった
地元の人たちは鮎を釣ると、焼いて食べる以外は冷凍する。
BBQとなれば、冷凍していた鮎を焼いて食べたりする。
天然の鮎は、本当にスイカの匂いがして、全く臭みもなく本当においしい。
これはもうお店で食べるのとは全然違うんですよ、まじで。
さてある日、ご近所さんがなにやら外に干していた。
「何干してるんですか?」
「鮎よ。」
え、鮎・・!?
しかも開き・・!?
鮎の開きなんて初めて見たんですけど!(笑)しかも干してる!
「後で持ってっちゃるき。」
おお、まじですか!楽しみ~♬
「焼くもん持ってないろ。」と、なんと焼いて持ってきてくれました!
いつもありがとうございます!!!(泣)
しかし鮎の開きなんて今まで食べたことないけど、どんなだろうか・・。
これがですね!なんと頭も、そして骨までパリパリ食べれるんですよ!
おいしい!頭とか骨とか全然気にならない、ビックリ!
開きにして半日ほど外に干して焼くことで、骨までパリパリに焼けて食べれるようになるんですね。
これはうまい!!!
鮎の頭はよく焼いて食べる
ところでみなさん、鮎の頭って普段食べますか?
鮎の頭はよく焼くとおいしく食べられるんですよ。
よく観光地などで見かける鮎の塩焼き。
棒に、頭を下にして刺してありますよね。
あれ、頭を下にしているのには理由があったんです。
鮎の頭はよく焼くとパリパリになっておいしく食べられるんですが、身が焼けるよりも時間がかかります。
頭を下にして棒に刺すことで火にも近くなり、焼いている間に身の方から脂が頭に落ちておいしく焼けるからなんです。
ひえ~、知らなかった!
そして真夏よりも9月くらいの鮎は脂がのってきて美味しいそうです。
お、まさに今ですね!
この辺りでは他にも、鮎の甘露煮とか、焼き鮎の酢の物とかにもするみたいです。
東京にいると、鮎って観光地で売っているものっていうイメージあったけど、清流が近いと鮎は特別なものではなくて日常のおかずなんですねえ。
いいなあ。
私もいずれ釣りも始めて「今夜の夕飯釣ってくるわ」とか言いたい・・。
四方山商店をフォローして更新情報をチェックしよう!
▼ Facebookでフォロー(いいね!クリック)▼ Twitterでフォロー
Follow @yomoyama_shop