◆当記事は、植物女子の友人もんちからのご寄稿頂きました♬
秋も深まり、朝晩が冷えるこの頃です。
お山暮らしならではの、秋の味覚の一つに「むかご」があります。
「むかご」とは、山芋の赤ちゃん。葉の付け根にできる、小さなイモみたいなものです。
これ、わたし大好きなんです!!
見つけた時のわくわく感。食べた時の幸せ感。
山の幸いただき!!と叫びたくなるご馳走です。(笑)
そして「むかご」はどうやら栄養価も高いようです。
栄養は山芋とほぼ同じで、実は山芋よりも高い栄養価を持っていたりもするのです。
日本人に不足しがちな鉄分やカリウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。
さらに皮ごと食べることができるので、繊維も摂取することができます。
引用:
http://mukago.jp/about/whats
なんと、栄養価が本家の山芋よりも優れているとは!
これは食べなければ・・。(笑)
山芋は、図鑑には「ヤマノイモ」という名前で載っています。
ヤマノイモは、明るい場所に生えるつる植物。
ヤマノイモ自体は都会でも結構見かけますが、つるが伸び伸びと育って、むかごをつけるに至るほど大きなものにはなかなか出会えません。
むかごってどんなところにあるの?
お山では、「草刈りしきれなかった道の端っこ」とか、「ちょっとお手入れをお休みしていた生垣の周り」みたいなところに、大きく育ったヤマノイモを見つけることができます。
もちろん山の中にもありますが、明るいところが好きなので道の脇とか伐開された場所とかによくありますね。
この写真は、笹が伸びたところに絡まっているところです。
もちろん、山芋を栽培されている方は自分の畑で採れますが、ここでは自分で集めてくることを前提に、むかごを見つけるポイントについて書きたいと思います!
むかごを見つけるポイント
むかごの旬は10月~11月。ヤマノイモの葉は、次第に黄色く色づき始めます。
初心者の方は、まず「なんかツルが絡まってるところ」を見つけていくのがいいと思います。
見つけたときに、葉っぱの形にも注目してあげてください。かわいいハート型をしています。
だんだん目が慣れてくると、遠目でも葉の微妙な色づき具合とかで、なんとなく見つけやすくなってきますよ。
晩秋になると葉も枯れて、むかごがかろうじてくっついているなんてことも。
でも、だんだん「むかご目」になってそんなのも見つけられるはず。(笑)
採るときは、結構簡単にポロリと落ちてしまうので、下のほうから掴みあげるとか、袋を構えておくとか、工夫するとよいでしょう。
ちなみにこの写真で軍配みたいな形の薄っぺらいのが見えますが、これはヤマノイモの種です。(食べられません)
1カ所で集められるむかごは、多くても片方の手のひらに収まるくらいかな。それだけでも、ちょっとしたおつまみは作れます!なんなら、その場でかじってみても!!山芋の味がしますよ♪(生で食べ過ぎるとちょっと心配ですが)
むかごを食べてみよう!
調べると、いろんなレシピが出てきますね。
わたしは、シンプルにフライパンで炒って食べるのが好きです!
1.むかごを洗う(桶に水をためてむかごを入れると、小さいゴミが浮いてきます)
2.フライパンで炒る
3.塩を振る
4.ちょっとだけ水を入れて蒸す(これやると、塩が溶け出してコーティングされてうまかった!)
炒りたては、プチプチした食感が、また美味です!ビールのおつまみに!子どものおやつに最適!
たくさん集まったら「むかごご飯」をつくってみよう!
むかごご飯やりたくて、猛烈に集めました(笑)。
いい場所があったので、一時間くらいでたっぷりに!合計324gありました。
シンプルに、むかご、酒、塩で作りました。
レシピはこのサイトを参考に<むかごご飯(炊き込みご飯)のレシピ/作り方>
お茶碗によそって・・いただきます!!
一口食べたら、「山の味!!!!」と叫びました。(笑)
ちょっとクセのある、野性味あふれる香り。
たっくさん食べるものというより、ちょっと山のご馳走をいただく、という感じがいいかな。
苦手な方もいるかもしれないけど、私は大好きでした。
▶ むかごの保存方法
ちなみに保存方法は・・
常温保存もできるけど、乾燥しやすいそう。
「濡らしたキッチンペーパーにくるんで冷蔵庫」というのがよさそうです。
でも、早めに食べるのが一番!
秋のわずかな期間、旬を感じることができる「むかご」。
お散歩のついでに、見つけてみてはいかがでしょうか。
集めるだけでも楽しいですよ♪
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