高知県、嶺北地域。
ここは四国の真ん中、まさに四国のへそにある中山間地域。
吉野川に流れ込む美しい支流の宝庫でもあります。
その吉野川の支流のひとつ、本山町にある行川(なめかわ)

行川流域は、観光で訪れる人はまずいません。
高知県内でも行川のことを知っている人は少ないのではないでしょうか。
地元の方たちに愛される、隠れた清流なのです。
行川は観光地ではないので、訪れる人たちにやさしい案内板があるわけではありません。
地元の方たちだけが知る、地元の名所がひっそりと点在しているのです。
なめかわフットパス

そんな行川の魅力を知ってほしいと、地元の方たちがつくられたフットパスのコースがあります。
「フットパス」とは、イギリスを発祥とする『森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】』のことです。
参照:http://www.japan-footpath.jp/aboutfootpath.html
年に1度、秋に開催される「なめかわ紅葉狩り」というイベントで地元スタッフがこのコースを案内しています。
コースでは行川沿いはもちろん、こんな井筋(ゆすじ)も歩きます。
「井(ゆ)」とは水路のことで、「井筋(ゆすじ)」は水路沿いの道という意味です。
本山町には、野中兼山の時代につくられた井(ゆ)が点在しているのですが、これもその一つです。

このあたりは、昔は林業の盛んな地域でもありました。
今も、当時使われていた森林鉄道の名残を見ることができます。
岩盤を掘ってつくられたトンネルです。

ゴールは「ふれあいの里なめかわ」。
「なめかわ紅葉狩り」のイベントでは、最後にここで本格石窯で焼くピザをいただきます。
歩き疲れた後に、美しい行川を眺めながら食べるピザは格別です。
ふれあいの里なめかわ

「ふれあいの里なめかわ」は、トイレ、水道、BBQ台、石窯などがあり、すぐ下に下りれば川遊びができるという、絶好のロケーション。
春には「なめかわまつり」、夏には「夏休み子ども教室」などのイベントが開催され、町内外からたくさんの人が訪れて賑わいます。
こちらは私有地なので普段は自由に出入りすることはできませんが、一般の方も事前に申込みをすれば、1日施設を借りてBBQをしたり川遊びをしたりキャンプをしたりすることができます。
ここには本格的な石窯もあり、事前に申込みをすれば「ピザ焼き体験」をすることもできますよ。
地元女性陣がつくる本格石窯ピザ

もう何年もピザの生地づくりや焼き方などを勉強されている、地元の女性陣が焼く本格石窯ピザ。
秋の「なめかわ紅葉狩り」や、春に開催される「なめかわまつり」などで食べることができます。
石窯で焼くピザは、もっちりとして香ばしく本当においしい。

季節によって変わるピザのトッピングも楽しい。
先日、この記事の取材に伺ったときも、いろんなトッピングを試されていました。
個人的には、サトイモや柿など、普段他では食べたことのないピザがとても美味しかったです。
イベント以外の時も、3人以上で「ピザ体験」を申し込むことができます。
「ピザ焼き体験」は、大人は1名1,500円。

観光地ではないからこその、アットホームなふれあいがここにはありますよ。
「ふれあいの里なめかわ」や「ピザ焼き体験」についてはこちら▼
地域交流かんのん舎
☎(0887)76-3017
【関連記事】
四方山商店をフォローして更新情報をチェックしよう!
▼ Facebookでフォロー(いいね!クリック)▼ Twitterでフォロー
Follow @yomoyama_shop