室戸といえば魚。
これはもう、山暮らしとは大きく違う点。
高知のお山に暮らしていても、スーパーに並ぶお魚はやっぱり東京のスーパーで買うよりも全然おいしかったりするんですが、やはり海沿いは魚の豊富さからまるで違う。
漁港へ行くと、ちょうど金目鯛が水揚げされていました。
金目鯛って、目が金色だから金目鯛なのだということに今更気づく・・。
角度によって、びっくりするほど金色でした。
翌日、別の漁港に行くと今度はぶり!
大量に水揚げされたぶりは、すぐに大きさで選別されていきます。
今回は食べれなかったけど、ぶりしゃぶ食べたい・・。
室戸の人たちは、春になってあたたかくなってくるとぶりはもう食べないそうです。
おいしい時期にうるさいんですねえ。
さすがです。
さて、新鮮なお魚を見たらやっぱり食べたい!
大正14年創業の「料亭花月」
遠洋漁業が盛んだったここ港町では、漁師たちは漁に出ると長いこと帰ってきませんでした。
そして帰ってくると飲み歩いていたのがここ、通称「港の上」と呼ばれる場所。
当時は多くの料亭が立ち並び、ものすごい賑わいだったそうです。
今もその当時の名残をところどころに見ることができます。
そんな港の上にある「料亭花月」さん。
ここでは、今も室戸で水揚げされる新鮮なお魚を食べることができます。
今回頂いたのは、キンメ丼。
丼の上にのっているのは、金目鯛の照り焼き、金目鯛、ハガツオ、カンパチのお刺身。
最後は金目鯛でとった出汁でお茶漬けにして食べます。
水揚げした金目鯛を見たばかりだったのでうれしい!
お刺身ももちろんおいしいんですが、金目鯛の照り焼きは身がふわっとしていてとてもおいしかったです。
冬はクエ鍋や、ハリハリ鍋(クジラ)も食べれるそうです。
私、どっちも食べたことないから食べてみたい!
そしてやっぱり、新鮮なお魚、お土産に持ち帰りたくなりますよね。
地元のお魚屋さん「浦戸屋」
今回地元の方に連れていってもらったのは「浦戸屋」さん。
ここは先に紹介した「料亭花月」さんから歩いて行くことができます。
室戸の地魚を中心に、鮮度のいい魚を置いていると高知でも評判のお店なんだそうです。
地元のお魚屋さんに行くのって、なんかわくわくしますよね。
しかも、安い!!!
クジラも普通に、本当に普通に並んでいます。
私、クジラってもしかしたら食べたことないかもしれない・・。
これはまだ小どものイカ。
室戸では「チッチ」とか「ムギワラ」とか呼ばれています。
ちなみに「チッチ」は剣先イカの子ども、「ムギワラ」はスルメイカの子どものことだそうです。
小さいので下処理するのは面倒ですが、これがまたやわらかくてめちゃめちゃおいしいんですよ!
しかも、超安い~!
道の駅キラメッセ室戸
道の駅キラメッセ室戸も、鮮魚、開き、みりん干しなど、品揃えはかなり豊富です。
ついつい買いすぎてしまうので注意してください(笑)
これは高知に来てから知った貝「トコブシ」。
アワビと同じミミガイ科で、大型になる種がアワビ、小型な種がトコブシといったことのようです。
この辺りでは「ながれこ」っていうんですね。
当然ですが、これがおいしいんですよ!
弾力のある食感と風味がたまりません。
トコブシは漁師さんたちが素潜りで捕っているんだそうです。
漁獲量を制限するためなんでしょうね。
4月1日が漁の解禁日のようなのでこれからですよ!
室戸に訪れたらぜひ食べてみてください!
これはマグロのわた。
マグロの胃袋だそうです。
こんなの初めて見ました!
食べるとホルモンのミノみたいな感じでおいしいです。
下処理がうまくできていないと生臭くなってしまうそうですが、お店では既に下処理されたものが売られていることがほとんどなので後は調理するだけ!
こんなのがあるのも漁師町ならではですよね。
その他にも、テツ干しというサメの肉を天日干ししたものや、金目鯛の開き、沖うるめなど、その他聞いたことない名前の魚などもいろいろありました。
山もいいけど、やっぱり海もいいなあ。
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