3連休、稲刈りしてました。
今年、ちっちゃな田んぼを借りてお米づくりを始めたんです。
下写真の上下2つのちっちゃな田んぼが、四方山田んぼです。
そしてこの稲刈りの時間がとても心地いい時間だったので、ちょっと写真と共に文章にしておこうと思います。
稲刈りは、その日の天気で決まりました。
午前中に予定があって出かけてたものの、そわそわと落ち着かない。
なぜなら、空がどんどん晴れていく。
ずっと天気に恵まれていなかったけれど、これからはしばらく雨も降らなそうだ。
ここのところご飯作るのもはしょって忙しぶっていたけれど、稲刈りのタイミングは逃せない。
午後は稲刈りをしよう。
というわけで、急遽稲刈りを決行。
秋晴れが気持ちいい、むしろ暑いくらいの日。
今年購入したマイカマー(鎌)を手に、田んぼへ向かいました。
稲はもう、最高にいい感じに黄金色に輝いています。
ザクッザクッと、鎌で稲を刈りとります。
全部手刈りです。
田植えも、全部一人で手植えしました。
ちっちゃい田んぼなので、全部手でやるのもそんなに大変じゃないんです。
むしろ、とてもいい時間。
一つ一つ泥の中にぎゅっと苗を植えていくあの感覚、単純に楽しい。
でも今回気づいたのは、田植えより稲刈りの方がきついということ。
田植えは、左肘を太ももに置いて体を支えながらやれば、そんなに腰に負担ががからなかったんですが、稲刈りはそういうわけにいかない。
もろに腰にくるので、広い田んぼをやるのはつらそう。
ちっちゃい四方山田んぼでも、終わった後は腰が悲鳴をあげてました。
とはいえ、稲刈り自体はそんなに時間はかかりません。
それよりその後、はぜ掛けするために稲を結束するのが一番時間がかかりました。
一人で田んぼに座り込んで、延々と稲束を作る作業。
カサカサと乾いた稲の音と青い空。
これ、地道すぎるな。
全然終わんないし。
静かだな。
昼間でも鈴虫って鳴くんだ。
あ、妊婦カマキリだ。
カヤネズミの巣が3つもあったけど、いつまでいたんだろう。
しかしこんなことしてていいのかな、私。
やらなきゃいけないこと山積みなのに。
でも、田んぼで時間がかかるのって、田植えと草引きと稲刈りの時くらいで、その時間さえ作れないってのは無能すぎる感じするなあ。
だって、私は自分の時間を全部自分で使えるのに。
そんなことをぐるぐるめぐらしながら、粛々と稲束をつくる。
秋の空はどこまでも青い。
時々、車のクラクションを鳴らして手を振ってくれる人がいる。
私の暮らす集落。
一人で作業してても、全然孤独な感じはしない。
そして田んぼの師匠が、はぜ掛けの稲木を作りに来てくれました。
これはまた、稲木の作り方の記事書きたいと思います。
稲束をつくる稲わらも、師匠が分けてくれました。
というか、途中の水管理も消毒も師匠がやってくれてたので、声を大にして私の田んぼ、とは言えないのがホントのところ。
そして今回は、お米以外に自分の田んぼでできた稲わらがゲットできるのも、田んぼの楽しみの一つ。
自分の田んぼの稲わらを自分の畑にすき込む。
素敵すぎる。
「終わりそうかえ?」
田んぼ横のお宅から声がかかる。
「なんとか、後少しです!」
日が陰る直前で、なんとか終了。
やりきった。
しかし、この後どうするの?
今までも、田植えや稲刈りのお手伝いは何度も経験していたけど、その後どうしてるのかはよくわかってなかったことに気づく。
うんうん、まずはだいたい2週間くらいはぜ掛けをして乾燥させる。
乾燥したら脱穀。
それを籾摺りして玄米にして、さらに精米機で精米して、ようやく白ご飯になるのか。
さて、どのくらいの量のお米ができるのか、楽しみです。
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