今までも、「お手伝い」という形で田植えや稲刈りの経験はありました。
でも、ちっちゃいながらも自分の田んぼを持つことができて、改めて少しずつ田んぼのこと学んでいます。
稲を手刈りする方法や、はぜ掛けするための稲の結束方法については、別途記事を書いていますのでこちらをお読みください。
当記事では、はぜ掛けの方法についてまとめています。
いきなりですが、みなさんは「刈った稲を干すこと」を何をいいますか?
私、田んぼの記事を書くときにいつも迷ってました。
なぜならこれ、地域によって微妙に言い方が違うんです。
はぜ掛け、はで掛け、はざ掛け、はさ掛け・・・。
どれで統一したらいいだろう。
高知では「はで掛け」と言います。(もしかしたら県内でも違うかもしれません)
でも今までは「はぜ掛け」と聞いていたような。
そこで今回、Twitterでアンケート取って一番多い呼び方で今後統一することにしました。
結果は以下。
結局、どれが一番使われているんだろう。
気になるので投票お願いします。
稲刈りした稲を干すことを何といいますか?— 四方山商店 (@yomoyama_shop) 2017年10月8日
やっぱり「はぜ掛け」が一番多いんですね。
「はで掛け」は一番少なかった!
というわけで、今後私の記事では「はぜ掛け」で統一することにします!
はぜの作り方
さて、はぜ掛けの経験は何度もあったんですが、はぜを組み立てたことはなかったので今回改めて教えてもらいました。
しかし、はぜの作り方は地域によって微妙に違います。
これは高知の、もしくはこの辺りのやり方になると思います。
私が知っていたはぜの作り方は、両端に立てる棒は三脚のようにしていましたが、ここでは基本的に1本で直立させます。
下の写真は近くの田んぼで作られていたはぜですが、両端は1本で直立しています。
私のはぜでは、ここに外側から二本の棒で支えをつくっています。
以下、作り方の説明です。
まずは、稲を掛ける横棒の長さに合わせて両端に2本の棒を地面に直立に立てます。
地面に差して固定するので、棒の先は少し細くしておくといいでしょう。
そして2本の棒を立てたら、その2本の棒に稲をかける横棒をひもで固定します。
そして2本の棒の間に、横棒を支えをつくります。
2本の棒をクロスするように地面に差し、2本の棒をひもで固定します。
これによって横棒を支え、はぜが横へ倒れないようにします。
何ヵ所入れるかは、横棒の長さによって判断してください。
そして次に、両端にある直立した棒が倒れないようにそれぞれ2本の棒で支えをつくります。
これで、はぜができあがりました!
しかしこの作り方、女性の力では棒を直立に地面にしっかりと差しこむのはちょっと難しいかもしれませんね。
木槌などで上からガンガン叩くなど工夫が必要です。
稲の掛け方
稲束は、半分に割ってはぜにかけていきます。
稲はなるべくぎゅうぎゅうに、隙間なくかけていきましょう。
掛けた稲は乾くと縮んで隙間ができてしまうので、最初から余裕をもって掛けているとその隙間が大きくなって稲束が落下しやすくなってしまうからです。
そして雨の多いこの地域では、稲を全て掛けおわると上からビニールをかぶせます。
稲の根元部分から中に水が入らないように、根元部分だけにかけます。
この状態で、天気の状況にもよりますが2週間ほど干します。
しかし早速、雨が続いています。
晴れて~!
本日の四方山商店イチオシ
ようやくお米ができたら、保存袋ですよね。
できることならモミの状態で保存して都度精米するのがおすすめですが、モミの状態での保管が難しい場合は虫にはくれぐれも注意しましょう。
米に虫がわくと、取り除くのは容易ではありませんよ。(涙)
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