私の住む高知のお山では、とにかく歩けばゆずにあたる・・というくらい、ゆずの木はあるのが当たり前。(笑)けれど、高齢で管理するのが難しくなったゆずの木が多いのも現実です。
これはゆずに限らずですが、そのまま放置してしまえば年数が経つほど再生するのは困難になります。そんな畑を移住者が引き継ぐ、というケースも結構あるんですよ。
今回は、やはり移住者が引き継いだ「ゆず園」へ収穫のお手伝いに行ってきました!
ゆず園は山の中にあった!
結構規模の大きいゆず園です。第1、第2があって、こちらは第2だったかな。
ここをおばあちゃんがひとりで管理していたというから驚きです。
なんという気持ちよい景色!
ゆず園って、こんな山の中にあるんですね。
でもゆずもやっぱり日当たりが大事。しっかりお日様のひかりを浴びています!
しかしこのゆず園を所有しているおばあちゃんに話を聞いたんですが、昔はこの辺りも冬にはかなりの雪が降っていたそうで、ゆずの収穫は雪の降る中で行っていたんだとか!
いやあ・・・温暖化、なんですかねえ、やっぱり。
「ゆず玉」ゲットは、トゲとの戦い!
「ゆず玉」とは、まるのままのゆずのことです。
身近にゆずがなかったら知る由もないことですが、ゆずの木には恐ろしいほどのトゲがあります。
トゲというとバラを思い出しますが、ゆずのトゲはバラの比じゃない!(笑)
ゆずのトゲは長いんですよ!2cm以上はあります。
なので収穫はかなり大変です。トゲとの戦い!
とにかくトゲが長いので、深く刺さってしまうと途中で折れたトゲが中に残ったままになってしまったりします。
ゆずの収穫には革製の手袋が必須です。
ゆずの周辺のトゲを切りながら、ゆずを収穫していきます。
ちなみにゆずの表面は、トゲがあたった部分を自ら修復するためにデコボコになるんだそうです。
なのであまりトゲに刺されなかったゆずは、表面が比較的なめらかです。
自分で自分のトゲにやられるとは・・切ない。
「ゆず酢」用のゆずは、とにかく落とす!?
剪定で樹高を低くしていない限り、ゆずは結構な高さまで育ちます。
たまに「なんだこりゃ!」ってくらい長いハシゴをかけて収穫をしている人も見かけるんですが、あれはもうほとんど鳶職人か植木屋さんのレベル。(笑)
素人にはとても真似できない。
だってあれ、たいていハシゴを木にたてかけてるだけですからね・・。
ではどうやって樹高の高い木の上になったゆずを収穫するのか、というと。
落とす。(笑)
ひっかける部分をつけた棒でゆず自体をひっかけて落としたり、枝にひっかけてゆさゆさとゆするんです。そうすると、バサバサーっとゆずが落ちてくる。(笑)
うわっ!デジャブ!?
はい、餅まきの恐怖を思い出しました。(笑)
木の下にシートをひいて落とせば集めるのも楽だそうで、落として収穫するゆずは、主にゆず酢にするそうです。しかしかなり盛大に落ちてくるので、恐怖もありますが結構楽しい。(笑)
やっぱり農作業って楽しい
職業となったら「楽しい」なんて言ってられないのかもしれないけど、ときどきお手伝いする農作業というのは楽しいものです。
無心になれる。
ひたすら目の前にあるゆずを収穫していく。
カゴにどんどんたまっていくゆずを見るのも楽しい。
私、ずっと言ってるんですけど、精神的に病んできたら「農作業」と「掃除」。
これが1番効果あると思いますよ。(笑)
本日の四方山商店イチオシ
実はここ、同じ町内に暮らすブロガーのイケダハヤトさんたちが管理を引き継いでいるゆず園なんです。
注文も受けているようなので、お山で元気に育ったゆずが欲しい!という方はぜひこちらから♬
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