田舎暮らしを始めると、都会の友人たちがちょいちょい遊びに来てくれます。
なので、私は基本的に夏は東京に帰省しません。(まあ、理由はそれだけじゃないですが笑)
夏は高知で友人たちを迎え、年末年始は東京に帰省して友人たちと飲み歩く。(笑)
でもこれ、迎える立ち場になってみてわかったんですが、来てくれた友人たちをもてなすのは結構大変です。
来てくれたからには「楽しかった!」と思ってもらいたいし、私も「すっかり馴染んでるじゃん!」と言われたい。
そう、今回はいかに「すっかり馴染んでるじゃん!」と尊敬のまなざしで見てもらうことができるようになるか、の第1弾です。(笑)
ズバリ今回のお題は、いかに華麗に炭に火をつけてBBQでもてなせるか!です。
おもてなしの定番、BBQ
やっぱり、都会から遊びに来てくれた友人たちをもてなす定番といえばBBQでしょう!
田舎ではあまり飲みに行く場所もないし、あったとしても車で行ってしまうと運転手はアルコールが飲めない。
うーん、せっかく久しぶりに会ったんだから、一緒にお酒を飲みながらいろんな話に花を咲かせたいですよね。
そうなるとやっぱり「家でBBQ」というのが1番です。
田舎は食材もおいしいし、BBQならそのおいしさも存分に楽しんでもらえます。
でもBBQと簡単には言うけれど、実は炭に火をつけるのって案外難しい。
普段からアウトドアが好きな人なら、いろんな道具も持っていて炭にも手なれた調子で火をつけることができるかもしれませんが、BBQなんてあんまりしたことないし「大抵誰かがやってくれてた(笑)」みたいな私のような人間にとって、炭に火をつけるというのは結構至難の業。
そう、炭に火をつけるって慣れないと結構大変なんです。
昨年、友人たちが遊びに来てくれたときに、私は初めてもてなす側としてBBQをしたんですが、私と同じくBBQなんて自分ではしたことのない友人たちと悪戦苦闘(笑)
チャッカマンと着火剤を購入して火をつけようとしたんですが、これがなかなか火がつかない。
着火剤も使い果たし、チャッカマンもつかなくなりました。
えええ、着火剤全く意味ないじゃん!!!
この反省を踏まえて、今年こそはスマートにBBQでもてなしたい!
というわけで、田舎ではBBQは夏の定番。
今年は事前に地元の方に炭の火のつけ方を聞き込み調査しました!
地元の人はどうやって炭に火をつけてるの?
「着火剤なんてダメよ。」
!!!!!
いきなりダメ出し。(苦笑)
ではどうやって火をつけているのか?
今回は、「道具を使う方法」と「道具を使わない方法」の2種類をご紹介したいと思います。
「火起こし」という道具を使う方法
「火起こし」とは片手鍋みたいな形のもので、底にざくざく穴が空いているものです。
どうやって使うかというと、鍋の中に炭を入れてガスコンロなどで火にかけて炭に火をつけるんですね。
多分ですが、もともと火鉢とか囲炉裏で使う炭に火をつけるための道具かもしれません。
とにかくそれで火をつけた炭をBBQ台へ持っていくわけです。
でもBBQの場合はそれだけでは少し足りないので、ブロワという送風機を使ってさらに足した炭にも火をつけていきます。
え、「火起こし」も「ブロワ」も初めて知ったんですけど。(笑)
ブロワは、田舎の人なら結構一家に一台あるとのことです。へえ・・・そうなの??
ゴミや落ち葉などを吹きとばしたり、吸いとったりする道具のようですね。
で、まあ一家に一台は大抵あるというそのブロワで、炭に空気を送り込んで火を強くして周りの炭にも火をつけていくわけなんですね。
確かに私も地元の人たちがBBQの炭にグオワーーってなにやら吹きかけているの見たことあるかも・・。
うん、これ、この道具を持っているだけで田舎暮らしに馴染んでる感ある。(笑)
小枝を燃やして火をつける方法
お、来ましたね~!
これ出来たら、なんか手慣れた感もあるし、道具も購入する必要もないしいいですね!
さてどうするかというと、まず小枝を集める。
まあできればちょっと前に集めておきたいですよね。乾いている方が火がつきやすいので。
そしてBBQ台に、その小枝をやぐらに組んで、その内側に炭を置いていきます。
なんかわかってきましたね?そうです、そしてその小枝のやぐらに火をつけるんです。
小枝は炭に火がつくまで追加していく分も用意しておいてくださいね!
これ、高知では小枝の代わりに「コウゾ」がよく使われます。
和紙の原料のあれです。コウゾは皮を剥いで、その皮が和紙の原料に使われるのですが、皮を剥いだ後の芯の部分は不要なので、それを火付けに使うのです。
コウゾは燃えやすいですって!
おおお、高知らしくていいですすねえええ!(笑)
この辺りでは、火付けにコウゾを使われている方は結構います。
特に薪風呂をされている方がよく使われていますね。ここら辺ではまだまだ薪風呂をされている方多いんですよ。
今回は「道具を使わない方法」を試してみました!
はい、なんと今回、ご近所の方に炭もコウゾも頂きまして、早速「道具を使わない方法」を試してみました!(ありがとうございます!!!)
まず、コウゾをやぐらに組む。
正確にやぐらを組んでいくあたり、私のA型感が出てます。
さて、紙に火をつけてぶちこむか。
新聞とってないから雑誌をやぶいて・・うーん、なんか雑誌の紙って燃えにくいのかな。
火が消えてしまう。やぐらは早くも崩壊。(笑)
仕方がないのでチャッカマンでコウゾに直接火をつけていく方法で再度チャレンジ。
お、なんか燃え始めた!
どんどんコウゾを足していきます!
いい感じで燃えあがっています!
そして、うん、なんか炭が赤くなってきてる!
ここまで30~40分でしょうか。
あ、素人なので許してください。(笑)
昨年は1時間半くらいかかってたんで。まあ、実は私じゃなくて客人である友人らにやらせてたんですが。(もてなす気ゼロ笑)
そして実は昨年、ようやく火をついたんで喜び勇んで早速さんまを焼いたんですよね・・そしたら、見事にさんまが丸焦げに。(笑)
そう、炭に火がついたからってすぐに焼き始めてはいけません!
火が落ち着いてから焼くんです!!!
そのことも地元の方に教えていただきました。(笑)
というわけで、今年もさんまを買ってきてリベンジ!
見てください!!!このきれいな焼け目を!!!
まだまだ「華麗に炭に火をつける」まではいきませんが、これはなかなかの成長ぶりです。
田舎にはたくさんの師匠がいて、本当に心強い!!!
来年また少し「おもてなし力」が高まるよう、東京の友人らに実験台になってもらいながら日々精進です。
え、結局・・私は誰をもてなしたいの?(笑)
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