田舎暮らしをしている方は、家の周辺をよく観察してみてください。
5月が全盛の野いちごもそろそろ終わって、現在は桑の実が熟して真っ黒な実をつけていますよ。
この桑の実も、地域によると思いますが地元の方からは完全に無視されています。(笑)
鈴なりの桑の実は、ぼとぼとと道に落ちて車でつぶされていくだけ。
今年は我が家周辺でも桑の木を何本か発見したので、さっそく桑の実ジャムをつくってみることに!
ちなみに何でもそうですが、採る前に土地の所有者、もしくはご近所の方に採らせてもらってもいいか、必ず確認してくださいね。
桑の実を採る
桑の実は、熟して真っ黒になったら採りどきです。
熟した桑の実は、あまり力を入れなくても軸ごとホロっと枝から取れます。
本気で桑の実を採るのであれば、下にブルーシートなどを敷いて枝をゆっさゆっさとゆすって落とすのがいいかもしれません。
桑の木は野生化しているものがほとんどなので、高くて手の届かないところがたくさんあるんですよ。
私はそれほど量が欲しいわけではなかったので、手が届く範囲で採りました。
ちなみに桑の実の汁が手や服につくとなかなか取れないので、気になる方はビニールの手袋などつけることをおすすめします。
洋服も、万が一汁がついてもいいものを着ていた方が安心ですね。
桑の実の下処理
桑の実は、ボールに入れて流水で何度かざっと洗います。
水に浸しておくとふやけてぶよぶよになってしまいますので、洗い終わったらざるにあげておきましょう。
次に、桑の実から緑の軸を取っていきます。
緑の軸は中まで通っているんですが、表に出ている部分を取るだけで大丈夫です。
たまに中の軸まで取るような作り方が掲載されていますが、桑の実がぐちゃぐちゃになってしまい種も全部飛び出してきてしまうのであまりおすすめしません。
ちなみに私はそのままジャムにしましたが、ジャムにする前にミキサーにかければなめらかなソース状のジャムになります。
桑の実のジャムづくり
1回目のジャムづくりは、桑の実の量に対して50%のきび砂糖でつくりました。
しかしこれがなかなか甘かった。
桑の実自体が酸味などもなく甘いので、味的には砂糖は少なめでいいと思います。(砂糖を減らすと保存期間は短くなります)
そしてやっぱりきび糖ってちょっとクセがあるので、それが気になりました。
それで2回目につくったレシピの材料が下記です。
□ 桑の実(取れただけ)
□ 桑の実に対して30%の砂糖(三温糖)
□ ゆず酢(レモン代わり)
□ 黒胡椒
砂糖は好みがあるので、それぞれの好みで使ってもらったらいいと思います。
私はやっぱりなんだかんだで三温糖が落ち着きます。
ちなみに私はレモン汁が必要なときは、代わりにゆず酢で代用してます。
ジャムにレモン汁を加えるのは酸味ととろみをつけるためで、ゆず酢ではそんなにとろみはつかないですがそれほど気になりませんよ。
そして桑の実と砂糖だけでつくるとなんというか、ただ甘かったんですよね。
それで黒胡椒を入れてみたところ、味が締まりました。
作りたては「ちょっと入れ過ぎたかな」と思うくらいピリっとしていたんですが、翌日にはすっかり馴染んでいましたよ。
桑の実はとにかくいろいろ染まるので注意
桑の実はとにかくいろんなものが染まります。
写真は、ジャムづくりに使っていた木ベラ。
完全に桑の実に染まってます。(笑)
素手で桑の実を採ったり、軸を取る作業をしていると、手もしばらく染まったままとなりますので注意してください。
結構汚い指先になるので、薄いビニールの手袋とかはめて作業することをおすすめします。
本日の四方山商店イチオシ
この時期、本当に欲しくなるのがホーロー鍋。
ジャムづくりにはかかせません。
田舎暮らしでは、ジャムって買うものではなりません、つくるものですよ。(笑)
これは私が最近気になっている富士ホーローの鍋。
デザインがちょっと昭和っぽいレトロな感じでかわいいんですよね。
カレーやシチューなどの煮込み料理にも便利そうです。
四方山商店をフォローして更新情報をチェックしよう!
▼ Facebookでフォロー(いいね!クリック)▼ Twitterでフォロー
Follow @yomoyama_shop