移住をすると、「移住支援」に関わる方たちから移住者の立場としての意見を求められることがちょいちょいあります。
今まで、移住を検討している人たちの間では「移住=起業」的な雰囲気がありました。
「移住したい→田舎には仕事がない→自分で生業をつくらないと食べていけない→起業」みたいな。
もしくは、「田舎には手つかずの資源が豊富、解決すべき課題が豊富→起業→移住」とか。
超極端になると、「移住したのに、起業しないの?」みたいな、よくわからないプレッシャー。
でも私は思うんです。
起業するかどうかは、生き方の問題
でも、私は起業するかどうかは「生き方」の問題だと思うんです。
私はもともと、会社員生活をずっと続けていくことは自分には無理だと思っていたので、いつか「ひとりで食べていけるようになりたい」という想いがあった。
だから移住してどこかに就職したりしてしまったら、それこそ何のために会社を辞めたのかわからない、おかしなことになってしまうわけです。(笑)
でも、全ての移住者が「起業」したいわけじゃない。
仕事があくまでも食べていくためのものだとしたら、必ずしも起業する必要なんてありません。
決まった時間内でしっかり働いて、仕事とプライベートのオンオフをしっかりつけたい人たちもいると思うんです。
田舎に仕事ってないの?
実は、あります。
でも同時に、募集をかけてもなかなか人が集まらないという現状があります。
それは賃金が安かったり、季節労働など短期間だったりということもあるでしょうが、そもそも知られてなかったりするからです。
田舎での求人は、紹介がほとんど。
外から、「どんな仕事があるのかな」と簡単に見れるようなインフラがないんです。
「どんな仕事があるのか」って暮らしのイメージを想像する大切な情報。
伝え方を工夫しながら、地域にある仕事と移住者をマッチングしていくことは、実は地域にとっても移住者にとっても、1番大切なことだと感じてます。
地元の会社や農業者がいつも人手不足なのに、一方で移住を検討している人たちは「自分で生業をつくらないと食べていけない」って思ってすれちがっているとしたら、とてももったいないことですよね。
実は季節労働も年間を通して結構あるので、それを順番に請け負っていくというのも田舎ならではの働き方なのかなあと思います。
移住者のタイプは大きく分けて3つ
仕事に関して、移住者は大きく3つのタイプに分かれるかなと思います。
■ 起業する
■ 就職する
■ 都会での仕事を持ってくる
大抵は、このいずれかに当てはまるのではないでしょうか。
→起業したい人には「こんなサポートがあります」
→就職したい人には「こんな仕事があります」
→都会での仕事を持って移住する人には「こんなメリットがあります」
そんなふうに示せれば、移住を検討している人は自分にあてはめながら「その地域での暮らし」をイメージすることができますよね。
「多様な働き方ができる地域」って豊かだなあと、思うわけです。
四方山商店をフォローして更新情報をチェックしよう!
▼ Facebookでフォロー(いいね!クリック)▼ Twitterでフォロー
Follow @yomoyama_shop