田舎暮らしは、まず町の中心部から始めよう

スポンサーリンク




田舎暮らしをしたい、と思ったときにイメージするのはどんな家ですか?

人里離れた場所にある古民家。

そんなことを漠然とイメージする都会人は多いんじゃないでしょうか。
まあ、要するに私がそうでした。
なので、同じように考えている人に向けて少しお話したいと思います。

私もいざ移住するとなったとき、そんな空き家はないものかと思っていました。
でも実際に移住してみて、そこはちょっと急がない方がいいのかも、と思ったお話です。

私が最初に住んだのは、憧れていた物件とはほど遠い、町の中心部にある集合住宅の一室。
ぶっちゃけ、田舎へ移住した感ゼロ。(笑)

目の前は国道、歩いていけるところにスーパーもある。
部屋も普通に何の問題もない便利な1K。

でも暮らし始めて町のことをいろいろと知るうちに、むしろ最初は町の中心部でよかったと思ったんですよね。

■自分の生活パターンが中心部向きの可能性がある
■同じ町内でも地区によって個性がある
■自分が住みたい場所の条件が見えてくる

自分の生活パターンが中心部向きの可能性がある

たとえば小さい子どもがいる場合、保育園は町の中心部にある場合が多いです。
中心部から遠い場所に家を借りてしまうと、送迎だけでもかなり負担があります。
中心部に住んでいれば、保育園の送迎、スーパーの買い物など、お母さんの負担が少なくなります。

たとえば私のように一人身の場合、中心部に住んでいれば結構気軽にお酒を飲みにでかけられますが、離れた場所に住んでしまうとかなり大変です。
なにせ田舎は車社会、飲んだら車では帰れません。
車を置いてタクシーで帰ってしまうと、また翌日車を取りに行かなければならない。もちろんバスは家の前までなんて来てくれませんしね。

離れた家でも負担にならないか、それでも人里離れた場所の方がいいのか、住みながら考えてみましょう。

同じ町でも地区によって個性がある

田舎に住むとなると、○○町に住むと決めた時点で既にものすごく具体的に住む場所を決めたような気になります。
でも、実際は同じ町内でも地区(集落)によって、個性がまるで違ったりします。
つながりの強い地区もあれば、個々が個性的な地区、移住者が多い地区や、女性が強い地区など、本当にいろいろです。
それはその町に住んでみなければわかりません。
そしてその個性は、誰かにとってはとても魅力的であっても、誰かにとっては馴染めないものであったりします。

自分が住みたい場所の条件が見えてくる

自分の暮らしで何を大切にしたいか、ということが住んでいる間に見えてくることもあります。
たとえば、仲良くなった人の近くに住みたいとか、やっぱり中心部の方が虫が少なくていいとか。(笑)
実際、同じ町内でも中心部から離れれば当然虫は多くなります。
それと古民家で注意が必要なのは、ハウスダスト。
古い木造の家は、どんなに掃除をして一見きれいに見えていてもどうしてもハウスダストに悩まされる場合があります。私はそれで木造の古民家はあきらめました。

田舎暮らしに憧れていると、ついつい今の自分の生活とは全く違う場所、家を求めてしまいがちですが、あまりあせらずに自分にとって快適な場所、家を、中心部に住みながらゆっくり探すことをおすすめします。

私は移住して1年後に、中心部から離れた一軒家を借りて住みはじめました。
多分、いきなり中心部から離れたところに住み始めたらとまどったことも多かったかなと思いますが、いろいろ知った上で今の家を選べたことは自分にとってとてもよかったなと思ってます。

関連記事:
<「田舎暮らしはお金がかからない」と思っていませんか?
田舎の夏を「二十四節気」に沿って解説!季節の変化は自然が教えてくれる

四方山商店をフォローして更新情報をチェックしよう!

▼ Facebookでフォロー(いいね!クリック)


▼ Twitterでフォロー


スポンサーリンク