現実は、畑とか何もしていない( ;∀;)
私、なんで田舎暮らししたいと思ったんだっけ。
都会から田舎へ移住した人なら、もう何回も何十回も、「どうして移住したの?」と聞かれてると思います。
みなさん、そんな時にどう答えていますか?
私はそんなとき、いつも「・・・」一瞬口ごもってしまいます。(笑)
記憶を呼び戻してみても、理由はひとつじゃないし、年月と共に気持ちも変化があるからです。
最初のきっかけはこんなもんでした。
「家の窓から緑の見える暮らしがしたかった」
「小さな自分の畑や庭がほしかった」
「都会のマンション買うくらいなら、田舎の庭つき一戸建てを買いたかった」
ぶっちゃけ、特にすごい大志とか信念とかあったわけではありませんし、場所も千葉など東京近県をイメージしていました。(笑)
きっかけはそんなもんだったんです。
でも、田舎暮らしをするためにまずは田舎を知ろうと、いろんな場所へ出向くようになって、いろんなことが理由にプラスされていきました。
「田舎にはなんだかおもしろい人がたくさんいる」
「日本全国いろんな問題があって、それを解決しようと奮闘する人が田舎に集まっている」
むかし、ニューヨークに住んでいる友人が言っていたんです。
「日本だったら絶対に会えないような人が、ニューヨークだと会える。」
それって、日本よりもニューヨークに住んでいる日本人の数が圧倒的に少ないからですよね。
当たり前ですけど。(笑)
田舎もちょっと同じような感覚があった。
いわゆるテレビでよく見る著名人に会える、ということではなくて、うまくいえないけど、自分の力でファンタジーをリアルに変えていこうとしている人が集まっている、そんなイメージがあったんです。
「手つかずの資源」と「人の熱量」みたいなものがすごく魅力的に見えた。
これは私の田舎への興味を違う角度からすごい力でひっぱったけど、でも結局実際に移住したときの想いはまたそれとも違った。
東京に住んでいるとき、私は仲間たちと一緒に「都会と田舎をつなげる」なんて活動をしていたんですが、ずっと疑問があった。
「田舎で見える景色は、私たちが田舎に見ている景色と同じなんだろうか。」
それでもう1度「なぜ自分が田舎に興味を持ったんだっけ」と思ったとき、答えはシンプルだった。
私の場合はやっぱり「自分の求めるライフスタイルは田舎にあると思うから興味があった」。
それだけだったんです。
それってどんなライフスタイルなの?って聞かれたら、まだうまく答えられない。
そして私は今、高知のお山で暮らしています。
田舎での今の私の暮らしは、結局畑もやってないし、すごい熱量の中で旗を振ってもいる日々でもない。
ただ、「田舎暮らしを普通に暮らす」ライフスタイルのあり方を模索している日々です。
でも、それでも、やっぱり移住してよかったなと思う。
東京は、魅力的な「インプット」の機会が次から次に洪水のように押し寄せてきて、すごく楽しいし刺激的だけど、私の場合はずっとその中にいると「アウトプット」していく余裕がなかったな、と。
そんなことを、3度目の帰省でなんとなく思った田舎暮らし3年目です。
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