昨年からずっとずっと気になっていた「ダーニング」。
いつか刺子(特にこぎん刺し)を趣味にしたいと思っているような「チクチク憧れ」のある私はダーニングにも興味津々。
そして先日、京都でダーニングのワークショップがあるというのでついに行ってきました!
講師をしてくださるのは、西アフリカに暮らしながらイギリスを拠点に活躍されているニットデザイナーの野口光さん。
野口光さんのデザインするニットのなんというかわいさ!
これはもう行くしかないじゃないですか!
繕うだけじゃない「ダーニング」の魅力
例えばこぎん刺しは、貧しかった時代に布を丈夫にするために、そしてより暖かくするために施されていました。
でも貧しくても遊び心がキラキラと、身近にあるものを模様にして楽しんでいたんですね。
ダーニングはヨーロッパの方で行われているもので、穴のあいてしまったセーターやくつ下を修繕する技法のことです。
普通は「修繕」となれば、目立たないように直すイメージですよね。
でもこのダーニングでは、あえて目立つ色の糸を使って模様やアクセントにして楽しんだりできるのです。
こういうのいいなあと、やっぱり思っちゃうんです。
修繕して使うことを楽しむ、よりかわいくしちゃう、より自分の好きなものにしちゃう!って感じ。
思い立ったらすぐ「チクチク」できる
そして私がさらにぐっと引きつけられる「ダーニング」の魅力は、なんといっても下準備が全く不要で「思い立ったらすぐチクチクできる」という点なんです。
下描きも必要ないので「ちょっとチクチクしたいなあ」と思ったら、いきなり針と糸を持ってチクチクし始められるわけです。(笑)
繕う対象も、ニットや靴下だけでなく、デニムなどでもいいし、使う糸も、毛糸から刺子用の糸まで、自由に好きなモノを使える。
ルールがほとんどないんです!
忙しいけど「ときどき無心になれることしたい」なんて人にもうってつけです。
ダーニングってどうやるの?
写真は「ダーニングマッシュルーム」。
ダーニングをするときに使う道具です。
この上に修繕したい布をおいて、布をひっぱりながら棒の部分でつかんで固定しながら作業をするんですね。
針は、ダーニング用の針があるわけではありません。
ワークショップで紹介されていたのは、クロスステッチ針、フランス刺繍針、とじ針です。
修繕する布、使う糸によって使い分けます。
やり方は簡単に言うと「縫いながら編んでいく」感じです。
まずは写真のように縦糸を縫いつけてから、横糸を縦糸に1本飛ばし感覚でくぐらせていくんです。
糸は肩幅くらいの長さに切って使います。
縦糸と横糸はつながっていません。
上の写真は私の初ダーニングですが、かなり荒い。
修行が必要です。(笑)
私は、履きすぎて生地が薄くなってしまい穴が止まらない超お気に入りのジーパンがあるので、ちょこちょことダーニングを楽しみながら復活させたいなあと思っています。
本日の四方山商店イチオシ
ダーニングやってみたい!という方のために、ようやく初のダーニング本が発売されました!
しかも著者は、私もワークショップで教えていただいたニットデザイナーの野口光さんです。
本には、ダーニングマッシュルームと糸10種類、針通しが付録としてついてくるので、あとは針さえあればすぐに始められます。
寒くなってきた今日この頃、シンプルなニットにちょっとチクチク、ワンポイントを入れたりなんていうのも楽しいですよね。
家で過ごす時間が増えそうな冬、ダーニングを楽しんでみたい方におすすめです!
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