田舎で家を借りると、ほとんどの場合その後は自分たちで手を入れていくことになります。
私は運よく、手を入れなくてもすぐに住める家を借りることができたものの、危ういところはいろいろあり、時間を見つけて直していきたいなと、思いつつ、1年が過ぎてますが。(笑)
なんとなく手が出せない一番の理由に、家がいったいどういう構造になっているのかが皆目わからないということがあります。
その次に、じゃあどうしたらいいのか、資材や道具、その使い方がわからない、ということになるかと思います。
なので、どこかで家の構造を垣間見れるチャンスがあったら行きたいなあと思っていたところ、約20年間空き家になっていたお家の畳を干すということでお手伝いに行ってきました!
畳を外したその下はどうなってるの?
今回お邪魔したお家は平屋の一軒家。
なので、1階の畳の下がどうなっているのかを確認!
この日はたくさんのお手伝いの人たちがその家に集結し、みんなで3部屋分の畳を外していきます。
残っていた家具などをどけながら畳を外していくと、その下は床板になっていました。
そしてその板を外すと、もうその下は土の地面!
思った以上にシンプルなつくりでビックリ。
これは冬、しんしんと冷えそうだなあ。
ちなみに土の上に撒いているのは、消石灰の粒状タイプだそうです。
消石灰には調湿効果があるんだとか。
さて、畳を外した床板の上を念入りに掃除機をかけていきます。
おっと、壁の隙間には何かの虫の巣が・・。多分、地蜂?
実は私の家も、換気扇がこわれて交換したときに、換気扇と壁の間に地蜂の巣があったようで、しばらく住みかを失った地蜂が家の中を飛びまわりつらかった思い出があります。
巣を取り除ききれいになったら、畳を戻す前に一仕事。
畳を戻す前に、断熱と湿気の対策!
とってもシンプルだった畳の下。
やっぱりこのまま畳を干して戻すわけはありませんでした。
畳の下に断熱シートと防湿気密シートを敷いていきます!
大工修行もしていたDIYの達人曰く「作業中、断熱材を敷いたとたんに熱くなってくる」とのこと。
それはすごい効果だ。
ちなみに本来は、根太(ねだ)という床板を支えるための横木の間に厚さ4cmくらいの断熱材を入れていくらしいんですが、今回は簡易的に断熱シートを敷いたとのことです。
でもこれだけでもだいぶ違いそうですよね、あの状態よりは。(笑)
そして断熱シートの上に防湿気密シートを敷いていきます。
こちらは湿気や冷気が入るのを防ぐものなので、しっかり全面に敷いて、側面にガンタッカーで止めていきます。
畳はウラオモテ、しっかり干す!
畳は、ウラオモテひっくり返して、お天道様の下でしっかり干します。
この日は快晴で、絶好の作業日和!
畳を干している間、新しく家主になる方から「いも汁」がもてなされました!
しかもなんと、嶺北和牛がすんごい量入ってる!
それ以上入れたら「いも汁」じゃなくて「にく汁」になっちゃうって、みんなで止めたくらい。(笑)
「来てくれた人たちをもてなそう」という家主の人柄が出ててますよね。
素敵な人がまたご近所に増えてうれしいです!
後は、畳を元に戻して作業終了しました!
本日の四方山商店イチオシ
今回畳の下に敷いた断熱シートはこちら。
本来はホットカーペットの下に敷く用なんだと思いますが、畳の下に敷いておけば邪魔にならないですよね。
断熱シートの上に敷いた防湿気密シートは、全く同じではないですがこちらです!
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