さて、木材の表面も全てなめらかに整えたので、次は寸法に合わせて木材をカットしていきます。
え、「カットする」って、切るだけでしょ?
いやそうなんですけどね。
これが結構「なるほど」と思うことがいろいろあるのです!
木材をカットする、その前にカット!
そうなんです。
欲しい寸法に切りだす前にまず、カットします。
登場するのは「曲尺(かねじゃく)」。
板材をカットする前に、まずは曲尺で板材の縦と横がきちんと直角になっているかを確認します。
これが最終的な仕上がりを大きく左右してきます。
下の写真、わかりづらいかもしれないですが若干ずれてますよね。
このまま欲しい寸法をはかってしまうと、他の材と組み立てるときにぴったり合わなくなってしまいうのです。

なので欲しい寸法に切りだす前に、まずは板材の縦と横が直角になるようにカットする、というわけなのです!
そんなこと、考えたこともなかった。
「信じてたのに!」みたいな感じですが、何事もまず疑わないとダメですね。(意味深)
長い直線を引くときはどうする?
さて、購入してきた板材は幅15cm長さ180cm。
でももう少し幅の狭い板材が必要、なんて場面ありますよね。
私も今回その必要が出てきました。
カットする前に線を引きたいけど180cmの定規なんて持ってない。
途中で何度も定規をずらしながら引いていくしかないのだろうか?
そんな時、師匠が無言で差しだしたのはこれ、「墨壺(すみつぼ)」。
私はこれ、初めて見ました・・。
墨のついた糸をすーっと伸ばして、ポンっとはじくと見事にうつくしい直線が引ける代物です。
これはすごい、超便利です!

ポンッと糸をはじくのもちょっと楽しい!
でも素手でやると手に墨がついてなかなか取れないので、女子は軍手をはめて使うことをおススメします!
さて、ようやくカットです
出ました、電動丸ノコ。
恐怖。
私、電動でグルグル刃が高速回転するもの苦手なのです。
「バンッ!」ってなって、「ブンッ!」ってなって、「ギャー!!!」ってなって、みたいなことをどうしても想像してしまう。
丸のこの事故の中で一番多いのが、「キックバック」です。
回転している刃が材料にひっかかったり、圧迫された瞬間に強力な反発力が生じます。
その時の力で丸のこ本体や材料が丸のこ本体が、進行方向とは逆に飛んでくることをキックバックと呼びます。
キックバックが起こると大事故の元になりますが、丸のこの延長線上に体や物が無ければその確率は低くなります。
また、正しい切断を行えばキックバックはほとんど発生しません。
引用:
http://www.diy-tool.com/wp/recipe/use/circularsaw/
ほら、やっぱりこわいじゃないですか。(泣)
「使い方をしっかり学んで正しく安全に使えば大丈夫・・」と何度も自分に言い聞かせてもやっぱりこわいものはこわい。
とはいえ、普通のノコギリではまっすぐ切るのも難しいし時間もかかる。
丸ノコのすごいところは、もちろん早さもあるんですが、本体の周りに「ベース」という四角い枠がついていて、それで固定しながらカットするので必ず切り口がきれいに直角になってくれるんですよね。
覚悟を決めてやるしかありません。

丸ノコの正しい使い方については、その道のプロが丁寧に説明してくれているものがあったりするので、ぜひ参考にして安心安全に使いましょう。
ちなみに今回、細長い材を切りだすときは、危ないので板材を作業台に釘で打って固定してからカットしました。
というわけで、ようやくサイドテーブルの天板に使う材を全てカットしました。
いよいよ次は組み立てていきます!
本日の四方山商店イチオシ
当記事で紹介したDIYの道具、曲尺と墨壺。
DIY初心者でも、曲尺はそろえておきたいアイテムの一つです。
本棚など大きな家具をつくるなら、墨壺もあると便利ですね!
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