高知で「やけど」という名で呼ばれる幻の魚、ハダカイワシを食す

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ある日、友人がおすそわけをくれました。

それは「やけど」とよばれる魚。

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いきなりですが、はげてます。

そう、この魚はウロコが取れやすく網にかかるとこんな状態になってしまうんだそうです。
なので販売しているときは既にこの状態。
高知では「やけど」と呼ばれるのも、この見ためにあります。
ちなみに三重県尾鷲では「ストリップ」と呼ばれているそうなんですが本当でしょうか。(笑)

まあ、正式名称も「ハダカイワシ」なんでなんとも、なんですけど。

このお魚、高知でも知らない人が多いという幻の魚。
「すごくおいしい!」ということで、おすそわけしてもらいました。

丸ぼししてから食べる

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1日外で干してから食べることをすすめられました。
「1kgに対して塩一掴みをふって15分置いてから洗い流して1日干す。」とのことです。

私はもう途中まで干しているものを頂いてしまったので、続きを家で干しました。
考えてみたら、魚を干すのは初めてかもしれない。
ふとベランダの下を見ると、おとなりの猫が見上げていました。
すばやい。

とにかく身が崩れやすい

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早速その晩に焼いてみたんですが、裏返そうとした瞬間、身が崩れました。(笑)
なんとか体裁を整えようとすればするほど崩れます。
あきらめましょう。

でもやはり噂通り、脂たっぷりでジューシーです!
焼いても全く身はかたくなりません。
そういう意味では誰でもおいしく焼けるともいえます。

「やけど」って何者?

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「やけど」は深海魚でした。
昼間は深海にいて、夜になるとプランクトンを食べに浮上してくるそうです。
身体にはところどころ黒い斑点があるんですが、これは発光器の跡なんだとか。
深海の中で発光しているということでしょうか・・。

ちなみにこの「やけど」は、おいしいからといって食べすぎ注意です!

筋肉や内臓に、人間の胃では消化することのできない「ワックスエステル」を含んでいるので、おいしいからといって過剰に食べ過ぎると下痢などを引き起こす可能性がありますから気をつけてくださいね。

高知の人でも知らない人が多いこの幻の魚、高知市の日曜市などでも出ていることがあるようなので、興味のある方はぜひ試してみてください!

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