憧れの梅仕事、「梅干し」づくり。
我が家にある3本の梅の木は完全放置なのでそんなに実つきがいいわけじゃないんですが、今年は3本ともいい感じに実がなってくれて、そわそわ。
昨年は断念した梅干しを、今年は3本の梅の木で別々に仕込んでみることにしました。
まずは小梅ちゃん。
小梅は他の梅よりも熟すのが早いのです。
ものすごくきれいに熟しています。
梅って、完熟するとめちゃめちゃ良い香りがするんですね。
フルーツのような甘いおいしそうな香り。
梅を傷つけないように網をつかったり、下にシートひいて落としたりしながら収穫。
完熟している梅は、青梅にくらべて傷つきやすいので注意して収穫しましょう!
木熟しの完熟梅なんて、たのしみ~!
普通は青梅を収穫して追熟させますからね。
梅の下処理
梅はまず30分くらい水に漬けて、虫出しをします。
青梅と違って完熟梅はアク抜きは必要ないので、あくまで虫出しで30分ほど漬けます。
完熟梅を水に漬けすぎると傷みやすくなるので注意してください。
虫出しをした後、梅は丁寧に洗って水気をしっかりと拭き取ります。
その後、梅のへたの黒い部分を竹串で丁寧に取り除き、布巾の上に並べてさらに乾燥させておきます。
私、こういうちまちました作業が好き。
同時に、傷がついていたり、茶色く傷んでいる梅は、梅ジャム用に選り分けておきます。
傷んでいる梅を一緒に漬けてしまうと、カビなどの原因になるので注意しましょう。
塩で漬ける
梅に対して、塩分20%が基本となります。
塩を少なくすればするほど、カビなどの発生率は高くなります。
減塩してつくる場合は注意してください。
漬ける瓶は消毒しておきます。
梅干しとか梅酒とか漬ける瓶は大きくて煮沸消毒などは難しいので、梅酒を漬けるホワイトリカーで消毒します。
私は瓶の中にホワイトリカーを入れて、まんべんなくいきわたるように瓶をまわしてからキッチンペーパーで拭きとりました。
瓶が準備できたら、塩、梅、塩、と交互に重ねて、最後上から残りの塩をかぶせます。
でもこれやってみて思ったんですけど、梅が少ないと塩がほとんど下に落ちてしまうんですよね。
その場合は裏技として、梅自体にホワイトリカーを拭きつけて、漬ける前に一部の塩を梅にまぶしておくというやり方もあるみたいでした。
重しをする
今回、梅干しづくりを「やろう!」と思えたのは、実はこの重しのやり方を知ったから。
重しを買おうと思うと、いったいどのくらいの重さを買えばいいんだろうとか、重しの下にひくもののサイズとか、いろいろ気になってモヤモヤするんですよ。
でもこれなら、ものすごく手軽です。
ビニール袋に水を入れて上を閉じるだけ。
こうすると、梅全体に均等に重さがかかるそうなんです。
そして見事に梅酢があがってきましたよ。
ちなみに、ビニール袋に入れた水が漏れると梅干しが台無しになります。
以下のことに注意して、自己責任でお願いします。
□ 食品用の丈夫なビニール袋を使うこと。
□ 大きめのビニール袋を使って、パンパンに水を入れることは避ける。
□ ビニール袋は内側がきれいなので裏返して使う。
梅干しと梅漬け
私たちが普段「梅干し、梅干し」と言っている中には、実は干していない「梅漬け」なるものがあったりするって知ってましたか?
この辺りの主流は「梅漬け」で、直販所に並んでいるのもほとんどが梅漬けです。
梅干しはこの後、梅雨が終わった頃に梅を天日干ししたものを言います。
梅漬けは干す工程がなく、塩で漬けて2ヵ月ほど経ったら出来上がりですが、半年以上寝かせた方がよりおいしくなるようです。
実はこの記事も現時点では「梅漬けの作り方」なんですが、梅干しにしようと思っているのでタイトルは「梅干し」にしました。(笑)
また干したら記事にしますのでお許しを!
ちなみにこの辺りで作られる梅漬けは、青梅を塩と砂糖で漬けたりもするみたいです。
毎年少しずつ、いろいろ試してみたいですね。
本日の四方山商店イチオシ
梅干し、どんな容器で漬けようか悩みますよね。
これから毎年梅干し漬けたいなあと思うなら、少し見ためもこだわりたい。
私は今年、これを購入しました。
サイズは作りたい量によって選んでください。
梅干し1kg漬けるなら、多分1番小さい18cm(4.5L)でいけると思います。
【関連記事】
四方山商店をフォローして更新情報をチェックしよう!
▼ Facebookでフォロー(いいね!クリック)▼ Twitterでフォロー
Follow @yomoyama_shop