みなさんは「梅仕事」と聞いたら、何を思い浮かべますか?
梅干し、梅酒、梅シロップ、などが代表的なところでしょうか。
でもひとつ、忘れてやしませんか?
それは「梅エキス」。
私も昨年、地元の方から「毎年、梅エキスをつくっている」と聞くまで、全くノーマークでした。
梅エキスは効能がすごい

最初は、「梅エキス」と聞いてもピンときませんでした。
でも「梅エキスは夏バテに効く」「おなかが痛くなったら梅エキスをなめて寝れば翌日には治ってる」などと聞き、「これから夏本番、ちょうどいいかも」と軽い気持ちで調べてみると。
梅エキスは本当にいろんな効能がありました!
■ 血液サラサラ
■ 疲労回復
■ 食中毒予防
■ 胃腸の活性化
■ 抗酸化作用
これ、私が欲しい効能ばかりじゃないですか。(笑)
梅エキス、買うと高いんですよ。
自分で健康食品つくれる感じ、よくないですか?
作り方はとてもシンプル
梅干しや梅酒、梅シロップなどをつくる場合、塩や砂糖、ホワイトリカーなどが必要ですが、梅エキスはとてもシンプル。
材料は、梅だけです。
作る工程もシンプル。
梅をすりおろして搾った汁を、水分がなくなるまで煮詰めるだけです。
ただ、時間はかかります。
でも、一日で終わります。
梅干しや梅酒は、漬けた後しばらくはカビが生えないかなど気にしてないといけないじゃないですか。
でも梅エキスは、一日でできあがります。
出来上がった梅エキスは、それ自体にすごい殺菌作用があるので保存にもあまり神経質になる必要がありません。
そして作り方がとてもシンプルなので、意外と素人にもつくりやすいんです。
梅エキスの作り方

材料は青梅のみ。
そう、梅エキスは完熟梅ではなく、青梅でつくります。
青梅は洗ってから、おろし器で皮ごとすりおろします。
ミキサーがある場合は、種をとってミキサーにかけて細かくします。
すりおろした果肉をもめんの布(もしくは、不燃布)に包み、汁をしぼります。
青梅のしぼり汁は、ホーロー鍋(もしくは、土鍋)に入れて中火にかけます。
鍋全体があたたまったら弱火にして、焦げつかないように混ぜながらひたすら煮詰めます。
表面に光沢が出て、木杓子でスジがひけるくらいになったら火を止めます。
あら熱が取れたら、殺菌した保存容器に入れて保存してください。
梅仕事の後には、すぐに暑い夏がやってきます。
夏バテになったり、おなかこわしたり、そんな時のためにも家庭の万能薬「梅エキス」をつくっておきましょう!
本日の四方山商店イチオシ
ホーローの鍋、やっぱりひとつ持っていると便利です。
酸の強いもの、今回のような梅や柑橘系でジャムをつくる時など、必ずホーロー鍋が必要になります。
最近は国産でもたくさんかわいいホーロー鍋がたくさんあるのでうれしいですよね。
このサイズのものがひとつあると、ちょっとしたジャムづくりや、普段のお味噌汁などにも使えて普段使いにも便利だと思います!
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