冬いちごのジャムは、お山暮らしの密かな楽しみ

この季節、私はそわそわと落ち着かなくなってしまう。
それは冬いちごが実り始める季節だから。

冬いちごは、「私は山暮らしを始めたんだ」という小さな喜びをくれた。
だってその存在さえ、東京にいるときは知らなかった。

冬に実るいちごがあるなんて。

昨年の冬、初めて冬いちごの存在を知って、初めて冬いちごでジャムを作った。

冬いちごはつる性の植物で山地の割と日陰の場所にあって、その実は葉っぱの影に隠れて目立たない。とはいえ、真っ赤な実はチラチラとサインを送ってくれる。

ひとつ見つけて辺りをよく見回すと、「あ、ここにも!」という具合に次々と発見できる。
10月の終わりに冬いちごの季節が始まり、11月~12月まで楽しめる。

冬いちごを栽培しているなんて話は聞いたことはないし、ほぼ野生のものだけ。
だからこそ、お山の暮らしを始めたんだという感動を与えてくれる。

お山の密かな楽しみをひとつ覚えた、という喜び。

実は我が家の庭にも冬いちごのつるがあることを今年の春に発見して、草引きをするときも丁寧に冬いちごのつるだけは残すようにしていたけれど、結局我が家の冬いちごも日の当たる平地では実をつけず、木のうっそうとする日陰ではひっそりと実をつけていた。

嬉しいことに我が家の周辺にも冬いちごが多く実るエリアを発見。これからは毎年の楽しみになりそうだ。

冬いちごの味は甘酸っぱい。そのまま食べると少し酸味がきつい。
でもそれがジャムにすると本当においしい。種のプチプチ感もまたいいのだ。

そのさわやかな酸味と甘さに、一発でとりこになってしまった。

ジャムのつくり方は、冬いちごに対して砂糖50%(お好みで)くらいで、私はレモンの代わりにゆず酢を少し。
「もう少し煮詰めた方がいいかなあ」と思うくらいで早めにやめるのがコツです。
冷めると思った以上に固まるので、煮詰めすぎると冷めたときに「失敗した~」ってなります。

それと、冬いちごを収穫するときはつるを残したまま収穫するのがおすすめです。
冬いちごはやわらかいので実だけ採るとつぶれやすいんですよ。

本日の四方山商店イチオシ

ジャム作りをするならひとつは欲しいホーロー鍋。
酸にも強いので、梅や柑橘系のものを仕込むときにも安心ですよ!

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